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コラム

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日本の物価は高い?

2025年10月23日

「日本は物価が高い国」・・・そんなイメージを持っている人は、きっと自分だけではないはずです。
特に近年は、異常気象による農産物の不作、円安による輸入コストの上昇などが重なり、食品価格が軒並み値上がりしています。スーパーなどでの買い物や外食のたびに「高いなあ…」と感じる日々が続いています。

だからこそ、「日本の物価は高い」という認識は、疑いようのない事実のように思っていました。でも、世界的な視点で見てみると、意外な真実が浮かび上がってきます。

その代表的な指標が「ビッグマック指数」です。
ビッグマック指数とは、世界各国のマクドナルドで販売されているビッグマックの価格を比較することで、物価水準や為替レートの適正性を測る経済指標です。材料や製法がほぼ同じだからこそ、国ごとの価格差が通貨の実質的な価値を映し出すとされています。(2025年の調査結果はコチラをご参照ください。)

ビッグマック指数によると、2025年の日本のビッグマック価格は約480円(約3.11ドル)。これは世界44位で、アメリカと比べて約半額とかなり安い水準です。つまり、円はドルに対して約50%も過小評価されているという結果なのです。
さらに驚きなのは、中国のビッグマックは543円と、日本より約60円も高いことです。中国の物価、特に食品の価格は安いと思い込んでいただけに、これまた意外な結果でした。
もちろん、これはあくまでビッグマックの話で、野菜や食肉等の生鮮品に関しては、依然として中国の方が安価なのではないかと考えられます。

でも、物価の感じ方は視点によって大きく変わるものであり、「日本の物価は高い」という認識も揺らぐのです。
確かに、日々の生活では値上げを実感することが多いものの、それは国内の事情によるもので、世界的な視点では、日本はむしろ「安い国」となっていたようです。