お知らせ
中国山東省のロックダウンとその影響について
2022年4月20日
報道でご覧になった方も多いかと存じますが、
この数ヶ月、中国国内では新型コロナウイルスの感染者が急増し、中国当局は域内における拡散防止と、域外からの流入などを防止するため、感染者が発生した地域の局地的なロックダウン、当該地域全民を対象とするPCR検査、区域を跨ぐ移動の制限などの極めて徹底した措置を講じています。
弊社工場の大半が位置する山東省でも、先月末頃から、複数の区域で感染防止措置が実施されはじめました。
そして、弊社仕入先の生鮮野菜(ムキ玉葱やニンニク等)工場が位置する地域でも、4月4日からロックダウンが始まりました。
その影響で、人や車輛の移動制限により加工原料や包材類、そして作業する人員等の確保が難しく、こちらからのオーダー通りの製品を必要数量揃えることは非常に困難な状況となりました。また、工場から出船港に通じる全ての道路が封鎖されたため、出荷することも出来なくなりました。
約2週間後の4月18日、当該地域のロックダウンはようやく解除となりましたが、その間、日本向けの玉葱やニンニク等がほとんど出船出来なかったため、日本中で欠品や価格の高騰が発生しております。
殊、価格に関しましては、もともと昨年来の世界的な海上運賃の加重、様々な原料価格の値上げ、原油高による包材費の上昇、燃料の高騰、そして1ドル130円に迫る勢いの円安なども相俟って、値上げの要因は枚挙にいとまがなく、ロックダウンによる品薄が解消されてもなお、当面値下げとなる見込みはないものと予想されております。
弊社といたしましては、全社一丸となり、今後も仕入先と緊密に連絡をとりあいながら、一日でも早く通常に戻すことが出来るよう動き続けて参ります。
日頃より、ご愛顧いただいております皆様には、多大なご迷惑をおかけすることとなり、誠に申し訳ございませんが、どうか余儀ない事情をご拝察の上、何卒ご理解ご了承賜りたく、謹んでお願い申し上げます。
